
ここでいうソーシャルスキルとは、人づきあいの良さではなく
- コミュニティを作る能力
- ファンを増やす能力
とくに
- ネット上でそれができる能力
を差します。
たとえば、売れっ子芸能人でもなくトップアスリートでもなく政治家でもないのに
- フェイスブックなどで友達が何千人
- ツイッターでフォロワーが何千人
- ブログの読者が何千人
- フェイスブックやツイッターやブログでセミナーやイベントの案内をするとあっという間に満席になる。
そのような人がいます。
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ソーシャルスキルをビジネススクールで教えることはあまりないようです。
つまりある意味ビジネススキルとして認識されていないものでした。
いわゆるMBA的な価値観で展開される「従来型のビジネス」においては、とくに必要とされていなかったのです。
というより、そのようなスキルが存在することすら、意識されていなかったと思われます。
ネットが発達した現代、ソーシャルスキルは明らかにビジネススキルの1つとして認識すべきものになっています。
ところがスキルとして認識されていなかった過去があるために、従来型のビジネスに染まっている「優秀な」人ほどソーシャルスキルを
持ち合わせていません。
一方でビジネスの知識はあまり持っていないにも関わらず、生まれつきソーシャルスキルが豊かであるためにファンがたくさんいて、ビジネスが順調、そういう人がいます。
これまでのビジネススキルとはいったい何だったのか。
そう問いたくなります。
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ネットの発達は、個人でもビジネスがしやすい、そういう環境をもたらしています。
この新しい環境下では、大きな企業に属しているということにあまり価値がありません。
実際、
- 大企業勤めの優秀なビジネスマンが、ソーシャルスキルが欠如しているために副業に失敗する
- 定年退職後に個人として独立したもののソーシャルスキルが不足しているために失敗する
そのようなことがよく起きます。
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生まれたときSNSはすでにあった、というネイティブな人は、ソーシャルスキルをわざわざ学ぶ必要がありません。
しかし後天的にネット社会を経験した筆者のような世代が今後もビジネスを牽引していきたいなら、わざわざソーシャルスキルを学ぶ必要があります。
言い替えれば、後天的にネット社会を経験した世代を対象にソーシャルスキルを教えるビジネスは、向こう10年くらいはイケると思われます。
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