「買う」ビジネスモデル

ブックオフはCMなどで「本を売るならブックオフ」と唱えています。

「本を仕入れますよ!」と謳っているわけです。

「本を販売してます!」とは謳っていません。

しかし実際にはブックオフは書店であり、本を販売することで利益を得ています。

 

一般のビジネスであれば、CMを打つなら顧客に語りかけるようにメッセージを作るでしょう。

ところがブックオフは顧客には語りかけず、いわば「仕入れ先」に語りかけています。

 

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同様にバイク王はCMの中で「バイク売るならバイク王」と唱えています。

「バイクを仕入れますよ!」と主張しているわけです。

「バイクを販売してます!」とは主張していません。

しかし実際にはバイク王はバイク販売業。

バイクを販売することで利益を得ています。

 

一般のビジネスであれば、CMを打つなら顧客に語りかけるようにメッセージを作るでしょう。

ところがバイク王は顧客には語りかけず、いわば「仕入れ先」に語りかけています。

 

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面白いのは、「本を売るならブックオフ」「バイク売るならバイク王」これらCMメッセージは

  • 本を売りたい人
  • バイクを売りたい人

に語りかけていますが、

  • 本を買う側の人
  • バイクを買う側の人

も同じCMを見ます。

つまり

「あそこに行けばリサイクル本がある」

「あそこに行けば中古バイクがある」

ということが知られるようになります。

 

もう1つ面白いのは、バイク王のほうは「高額買取」を標榜しています。

「高く買いますよ!」というわけですが、単純に考えると、高く買ってくれるということはバイクを売りたい人にはありがたいでしょうけど、バイクを買いたい人にはありがたくない話のはず。

バイクの高額買取店からバイクを買うということは、値段が高いということですからね。

だから「高額買取」を堂々とPRすればするほど「売値が高い」という印象になっていく。

 

なので「高額買取」はこっそりPRしたほうがよいのではないかと単純には思いがちですが、しかしあらためて考えてみると、「高額買取」を大々的に標榜することで

「おそらく品質は悪くないだろう」

というイメージが生まれ、顧客が安心する効果があるようにも思われます。

 

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顧客ではなく仕入先を向いたPRをする。

これを私たちは

「買う」ビジネスモデル

と呼ぶことにしました。


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