越境ECのビジネスモデル

越境ECとは、端的に言えば

「海外の顧客を対象としたEコマース」

のことを指します。

たとえば amazon.co.jp は、日本語で書かれていますが、amazon.com のサイトは英語で書かれています。

もしあなたが後者すなわち英語で書かれたほうのアマゾンのサイトで買い物をした場合、品物は海外から配送されてきます。

これも越境ECの1つです。

 

日本に来る外国人観光客が増え、いわゆる「インバウンドビジネス」が盛んになってくると、その副次効果として

  • 自国(海外)にいながら日本の工芸品を買いたい
  • 日本に旅行しなくても自国(海外)にいながら日本酒の良いのがほしい

といった需要も増えます。

 

そうした需要に応えるべく、日本のものを海外の顧客に販売するという越境ECサイトが登場するのは自然の流れと思われます。

事実、そのようなサイトが近年、次々と立ち上がっています。

海外を対象とした販売サイトですし、日本語で書かれていないこともあり、我々日本人が利用することはほとんどありません。

したがってあまり目立たないのですが、じつは次々と

サイトが誕生しています。

 

 ▽

 

越境ECの難しさは

  • 販売先の国によって関税・消費税が異なっていること
  • 相手国との距離や輸送手段によって輸送費用が異なること
  • 国によって通貨が異なること

などです。

 

また、当然のことながら国によって

  • 年齢構成が違う
  • 男女構成が違う
  • 購買行動が違う
  • 生活習慣が違う
  • 経済感覚が違う

ので、マーケティングも一筋縄ではいきません。

 

しかし、市場としては人口1億の日本よりも人口70億の世界のほうが圧倒的に大きいので、越境ECはかなり有望なブルーオーシャンだと言えるでしょうね。


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