定点観測のビジネスモデル

ビジネスモデル鑑定士の方やコンサルタントの方の場合にとくに言えることですが、仕事の幅を広げたければ

引き出しをたくさん持つとよいですね。

ビジネスモデルの事例や商品やサービスのトレンドをよく知っていれば、仕事の幅が広がります。

 

ここで 「引き出しをたくさん持つ」というのは、「いろんな新しい情報を整理して頭に入れておく」ということですが、そのためにおすすめしていることのひとつに、

「定点観測」

があります。

 

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筆者は食品の業界に近いところにいたことがあるので、その例でいいますと、食品の領域でコンサルタントをしている人たちが引き出しを多く持つために実行していることの1つに、

「食品店の定点観測」

があります。

同じ食品店を定期的に訪問し、

  • どんな商品が扱われているか
  • 店の雰囲気やデザイン、レイアウトは変わったか

などをチェックします。

興味のある新商品があれば積極的に購入し、実際に食べてみます。

そうするとトレンドなどが見えてきやすいですね。

 

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こうした定点観測の対象として特に人気が高いのが、アメリカにある世界最大の自然食品店チェーン(グルメスーパーとも言う) ホールフーズ・マーケットでしょう。

アマゾンに買収されて話題になった、あのホールフーズ・マーケットです。

日本にはないので、ホールフーズ・マーケットを定点観測するにはアメリカまで行かなければなりませんが、その分、日本にはない情報に触れることができます。

 

ホールフーズ・マーケットに次いで定点観測に人気があるのが、おそらくトレーダー・ジョーズではないかと思います。

こちらもアメリカにある有名なナチュラル系の食品店チェーンです。

同じくグルメスーパーと呼ばれています。

ホールフーズ・マーケットにはやや気取った雰囲気があるのに対し、トレーダー・ジョーズにはフレンドリーなイメージがあるようです。

 

わざわざアメリカまで行って定点観測を行うのは、

「とくに食品の場合、アメリカのトレンドが日本に来る可能性が高いから」

です。

 

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  • ホールフーズ・マーケット
  • トレーダー・ジョーズ

は現在でも定点観測の2大スポットだと思われますが、10年ほど前からウェグマンズというアメリカ東海岸にあるスーパーマーケットがあらたな定点観測の拠点として注目されています。

ただし食品のトレンドを知るための定点観測だけではなく、マネジメントの定点観測という意味合いもウェグマンズにはあります。

 

というのは、ウェグマンズは

  • 高額な給料
  • 熱心な社員教員
  • 充実した厚生年金制度

により従業員満足度が高いことで有名で、その結果、顧客サービスも良いと評判です。

しかも、

「アメリカの学生が就職したい会社トップ5」

に毎年ランク付けされる人気企業の常連なのです。

 

日本ではスーパーマーケットが就職人気ランキングの上位に出てくることはほとんどありません。

ランキングに出てくるのは航空会社であったり総合商社であったり有名メーカーであったりします。

 

それを思うと、アメリカの学生が就職したい会社トップ5にスーパーマーケットが入ることのすごさ、ウェグマンズを定点観測する意義がよく分かるのではないでしょうか。

 

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というわけで今回は

「仕事の幅を広げるために定点観測をしよう」

という話でした。


(合格者全員に進呈)

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